『住　演出するころも』の
Award！を振り返ると
今もなお、懐かしくも充実した
ひと時に包まれていきます。

nani IROの「絵のような布」という
持ち味が色濃く表現されていて
応募して下さった年齢層の厚さに
驚きと嬉しさがこみ上げました。

そのnani IROを使って暮らしにアートをとりこむアイディアや
ひらめきにあふれた「作品」がこんなにもうまれていたんだなぁと
私たちが伝え続けて来た事が共に分かち合えている事を実感して
とても嬉しくもなりました。
本当に有り難うございます。

また、『nani IRO life piece Award! 』全体を通しても
お送りいただいた写真を拝見するときの
ワクワク感はもちろんのこと、
作品と布への深い想いやエピソードを拝見するのも
スタッフの楽しみのひとつでした。

今回は特に印象的だった温かく不思議なエピソードを
ひとつご紹介させていただきます。

『愛犬 百々(もも)にカフェシートを作りました。

まるで百々がお花畑で寝そべっている様で、とても
気に入っています。百々もこのシートを敷くと、
どんなところでも「私の場所！」といつも得意げに
陣取っています。

不思議なことに百々は、他の布で作ったものは
どれもこれも端から噛んでボロボロにしてしまうのですが
nani IROの布で作ったものは破りません。
ほんとうに家族とも、不思議だね～と話しています。』

写真の百々ちゃんの、嬉しそうな表情を見て
私たちも思わず微笑んでしまいます。
このカフェシートはキルトで作られたそうなのですが、
nani IRO特有のキルトのフカフカ感とガーゼの心地よい肌触り、
そして花柄の美しさを
百々ちゃんにも感じてもらえたのでしょうか？

Award！を衣食住と開催させていただき、それぞれ
自分のために
大切な人への贈り物に
毎日使うものに
特別な場所作りに
と様々な場面でお使いいただいている様子を拝見し
あらためて『布は心に寄り添う素材』だなと実感致しました。

伊藤さんが絵を描いて下さり、想いをのせて
皆さんに布という素材にのせてお届けすることができて
それをまた皆さんが作品にして
伊藤さんや私たちに気持ちを伝えて下さる。

そのような、想いが行き来できる場を
これからも大切に思い、続けていきたいなと思いました。

まもなく、2009年の新作テキスタイルを発表させていただきます。
2009年も『nani IRO life piece Award! vol.2』として
Award！を継続致します。

また新作テキスタイルで皆様の作品を拝見できるのが
とても楽しみです！
これからもどうぞよろしくお願い致します。

by kokka / koizumi